阿部一族

タイトルを見て、「何のこと?」と思われる人は私だけでしょうか。

「阿部一族」という言葉を事ある毎に連呼され、「もう読んだ?」と聞かれる度に言い訳をしていた私が、先日遂に、やっと、読み終えました。

今にしてみれば、テレビで芦田愛菜さんが、森鴎外「高瀬舟」の朗読の練習をされていたのを聞き、胸を打たれてしまい、それを上司に話したが最後、夏目漱石の「坊ちゃん」に始まり、派生し、今に至ります。

とてもきれいな情景と言葉の作品を書かれるなぁ...と思っていた森鴎外のイメージを覆された「阿部一族」。
この時代に生きさえしなければ、武士でなければ....感情移入し、何とも言えない、胸が苦しい。

「まだまだ素敵な本がいっぱいあるんよ。松本清張、三島由紀夫!」
目をキラキラ輝かせながら訴える上司に、だんだん洗脳されてゆく本が苦手な私。
三島由紀夫は、私の大好きな俳優の井浦新さんが、映画で三島由紀夫の役をされていたので、読んでみようと思います。

先ずはもう一度、「阿部一族」で泣きます。



PS.本の栞は、宇部の革屋さん「one」。