築70年の我が家のリフォーム

お恥ずかしながら、我が家のリフォームの経緯をほんの少しだけご紹介させてください。

18年前、前入居人(ご高齢男性)がお亡くなりになられ、空き家になり家が朽ちてしまうので、私たち夫婦に住んでもらえないかということを仲人さんから依頼され、当家での生活が始まりました。

築60年。単身のご老人の一人暮らしの家はゴミ屋敷と化していました。
その頃、主人が透析治療の為、入退院を繰り返しており、仲人さんからの依頼を承諾した後は、私と知人3人でゴミを片付けるところから始めました。
足の踏み場も無いほどのゴミ...いえ、男性にとっては必要な物・宝物だったでしょう。
朽ち果てそうな炊事場の流し台には大きなネズミが居て驚いたこと。
マムシの焼酎漬け。
布団の山。
雨漏り。

何とか片付けと掃除が終わった頃に主人が退院し、まだ土臭い4畳半で主人と娘二人の家族4人、川の字に肩を並べての生活が始まりました。
主人が体力を回復しつつ、大工仕事が得意な知人と一緒にリフォームを開始。
落ち着いて住めるようになったのは、息子を授かる1年後のことでした。
18年前から現在も、リフォームの現在進行形です。

古い家は傷みがあります。
築70年=70歳と思っています。
ですが、人が住めば家も「まだまだ、くたばってられんわ!」と元気になるような気がします。
我が家も、入居当初は雨漏りがして困っていましたが、屋根の修理をする前にいつの間にか雨漏りが治まりました。

主人や子供たち、リフォームを手伝ってくださった方々の想いが沢山詰まり、我が家は今年で78歳。
リフォームというお化粧直しをしながら、美しく強く、今も家族を温かく包んでくれます。



青色部分。小壁と鴨居を取り除き、4.5畳の二間を9畳に。

オレンジ色部分。畳からホームセンターで購入した床材に変え、和室から洋室へ。

緑色部分。もともとガラスでしたが、次女が小さい頃でんぐり返りをしてガラスを割ってしまい、危ないよねということで、8枚のガラス戸全てをプラベニヤ養生用に貼りなおしました。

青色部分。もともと小さなお風呂場でした。料理がしやすくなるように、冷蔵庫を置けるように壁を取り除きました。

ピンク色部分。ここは一段高くなって一部屋ありました。テーブルがあり、そこかしこ物が山積み。キッチン自体に日差しが入らず暗かったので、床の段差を無くし、キッチンを広くしました。

緑色部分。檜の羽目板で、少しでもお洒落に見えるようにキッチンの壁を覆いました。

流し台は、伝手を辿って不用品を譲っていただきました。

緑色部分。とある工務店さんから展示場で使っていたものが不要になったので譲っていただいたユニットバス。浴室部分はもともと倉庫でした。そのまま倉庫として使った方が良いのでは?と言われましたが、キッチンに水回りを全て纏めたかったので、倉庫を崩し、浴室にしました。

赤色部分。すぐ傍に洗濯機を置き、風呂水を洗濯に使えるようにしました。

「柱~の~キ~ズ~は~♫」
キッチンの無くてはならない柱は、子供の成長と大切な思い出を刻んでくれました。
新築を購入しても、中古を購入しても、年月を重ねるごとに、私たちも家も、歳を取ります。 傷みも出て、その都度、修理が必要になります。
子供たちも思春期には、古い家に友達を呼びたくないと言っていましたが、住めば都。3人でアイデアを出しながら、78歳の家を可愛く着せ替えしています。
満更でもなさそうな子供たちに、この家も笑顔でいてくれると嬉しいなと思う今日この頃です。