~芝棟~

昨年、情熱大陸という番組に、建築家「藤森照信」氏が登場。
私の心に感動を灯して下さった「安藤忠雄」氏のコンクリート建築とは正反対の、自然を取り入れた建築家です。

茶室「高過庵(たかすぎあん)」「低過庵(ひくすぎあん)」という名前の建築物。
滋賀県にある複合施設「草屋根」。
藤森照信氏のご自宅。

「ぇ?ハウルの動く城?」と思ってしまった高過庵。「うわっ✨はしゃぎたい!」と見ている私たちの目をキラキラさせてしまうような、自然と融合しているユニークな作品が多いことに感動しました✨

その番組の中で、藤森氏が紹介された「芝棟」に興味が湧き、ネットで検索。
藤森氏の解説では、昔は茅葺屋根の雨漏りを防ぐ為に、棟に土をのせ、更に芝を植え、芝の根が張ることで棟をしっかり固めていたそうです。また、芝棟は日本だけではなく、フランスにもあるとのこと。
日本もフランスも、芝棟には「イチハツ」の名のアヤメ科の植物を植えていたそうです。花の咲く季節には、可愛らしい屋根が連なっていた時代を想像すると、微笑ましくもあり、物悲しい気持ちにもなります。

連日、晴天の穏やかな季節。

青い空を見るたびに、5月の千畳敷に続く野道に控えめに咲くアザミの花を思い出し、このアザミも芝棟に植えたら、また一層可愛らしい棟の続く日本の古き良き時代が蘇るのでは...と妄想に浸りました。