オジギソウはなぜお辞儀をするの?

今朝、通勤中に 『なぜオジギソウはお辞儀をするのか?』 という言葉が、音楽の代わりにかけていた車内のテレビから流れてきたので、思わずボリュームを上げて聞き入りました。

オジギソウ。
私にとって、魅惑の植物✨

私は幼少期からオジギソウが不思議でたまらず、また、いたずら心をくすぐられ、家の庭に生えていたオジギソウを姉弟とよく喧嘩をしながら競ってお辞儀をさせていました。
大人になった今も園芸店に行った際、オジギソウを見かけようならピコピコとオジギソウを触ってはお辞儀をさせて、「むふ♪」っと優越感に浸っているおばさんです。

そんな不思議で魅惑の塊のオジギソウが、何故お辞儀をするのか。
とても興味深い放送です✨
ボリュームを上げ、安全運転を心掛け、聞き耳を立て、その理由を聞くと...。

それは、人間が筋肉を動かすときに必要なカルシウムが、オジギソウの中でも関係しているというのです。

この仕組みを解明された方は、埼玉大学:豊田正嗣教授。
「カルシウムの信号が、運動をするための特殊な細胞である葉枕に到達すると、葉っぱの運動が起こる」
ということが研究で発見できたとのこと。

オジギソウの謎を解明する研究は、1800年代頃からずっと現代まで様々な研究者が試みましたが、到達し得なかったことでした。

その豊田教授は、オジギソウがお辞儀(刺激が加わると葉っぱが閉じる)の動作が何故起こるのか、という謎も解明されました。
それは、葉を閉じる行動を起こすことにより、葉を食べようとする草食昆虫をびっくりさせ、食べられないように身を守るための防御運動ということです。

知れば知るほど、オジギソウの不思議に、感動です。

そういえば、子供心に食虫植物のことを「葉っぱが虫を食べる?」と、食物連鎖の不思議に気味悪がっていましたが、オジギソウも自分の身を守り種の保存のために進化を遂げたのかも...と、植物も私たち人間と同じく、地球の一部として生きていていて、生きるぞ!という強い思いがあることに、改めて気付かされ感慨深く思いました。

豊田教授は、「なんで?」という疑問から、それが発見に繋がり、果ては未来の様々な問題の一翼を担うかも知れない、だから子供の頃の好奇心や探求心は忘れないで欲しい、という希望を仰られていました。

私も、子供の頃にオジギソウの不思議を探求していたら、もしかしたら豊田教授と一緒に研究をしていたかも~
なぁ~んて、それは無いなぁ笑

発見されたことを誰でも知ることが出来る、そんな時代に生まれ、現代の平穏な日本の生活環境に有難く思いつつ、オジギソウを再び見たら感謝しながらピコピコとまた触って、「むふ♪」っと優越感に浸ろうと思います?