あれよあれよと術後9か月、当時を思い出す ※注、術中・術後画像あり

昨年4月の手術から早9ヶ月が経ちました♪
昨年11月には半年経過後の造影MRI検査があり、その結果は全く異常無く、手術箇所はポッカリと黒く健康脳そのものでした。
良かった、良かったと一安心。
また、今年の11月に1年経過後のMRI検査をすれば無罪放免です。

当時を思い出しますと...

2023年、4/5に入院。
手術までの1週間、手術に必要な造影検査が三度ありました。
入院当日に、採血、心電図、胸部レントゲン、そして血管造影検査。
翌日に、CT造影検査。
翌々日に、MRI造影検査。
造影検査はどれも初体験です。
中でも、血管造影検査は「マジか—」の域でした笑。

手術執刀医の先生2人と造影撮影の担当先生が連携して検査を行います。
車椅子に乗り、血管造影撮影室まで向かい入室、台の上で仰向けになり、頭を強固に固定され、私の場合は鼠径部からではなく右肘窩からカテーテル挿入、そして頭部の撮影へと移りました。
このカテーテルの挿入と、頭部の撮影が、何とも言い難い初体験となりました。

カテーテルが心臓付近の血管まで到達、が、しかし、そこで私の血管が細いため、執刀医が苦戦。
心臓にカテーテルが突いた?と頭で理解する間も無く
「ヴッ...」と一瞬、血の気が引き咳き込み、先生もそれに気が付かれ、「心臓に当たったねぇ。角度を変えてみようねぇ。」と、もう1回。
またしても、恐怖が襲いました。
それから感覚的に30分以上、執刀医が代わる代わる心臓付近の血管ルートに格闘され、やっとのことで脳に到達、撮影に入ることが出来ました。

さて、ルートが取れたので、次は撮影です。
撮影室から「息を止めて~」のアナウンスで息を止めた瞬間、脳内に「パチン!」と花火が広がりました。
花火、そう...線香花火の脳内一面バージョンです笑
⦅目を瞑っていたので、頭の中で線香花火のようなイメージ画像が広がった感じです💦⦆
撮影は数回、何パターンかありましたが、線香花火はニ度ほど脳内に広がりました。

血管造影検査後は、針を刺した箇所の血が漏れないように、4時間ほど腕を固定され絶対安静状態。

翌日のCT造影検査は、造影剤を入れた瞬間、尿道から血管に沿って?温かいものが体を巡る奇妙な感覚を体験しました。

MRIも終わり、束の間の数日を過ごし、いよいよ手術当日。
手術は、脳外科の先生5人総出で手術に当たられました。

午前8時過ぎに地下の散髪屋で術部の髪を剃り、手術1時間前に術衣に着替え手術室へ。
手術室が幾部屋かあり、案内された部屋へ入室。
これが手術台?ストレッチャーのような台に仰向けになり、麻酔の点滴を看護士さんが用意され、
「はぁ~い。今から点滴の針を刺しますよ。チックっとしますからね。はい、刺しましたよ。麻酔を入れていきますね。はい。麻酔が入りますよ~。」
看護士さんのその呼びかけに私は
「はい」
と返事をしたことまでは覚えていますが...
それからがあっという間の出来事。
「﨑山さ~ん。終わりましたよ~。」
執刀医の先生の声で目が覚めたときには、既に手術は終わり、集中治療室のベッドの上でした。


ここからが激痛と長い夜の始まり。
術部の痛みもさることながら、7時間の手術中、右半身を下にした体位で固定されていたため、右半身の特に股関節と尾骶骨が激激痛(泣)。
6時間おきの鎮痛剤点滴投与まで我慢が出来ず、錠剤を4時間置きに飲んでも痛みに効果無く、長い夜を弱音を吐きつつ耐えていました。

ところが、その激痛のお陰で、先生も驚くほどの回復力。
股関節と尾骶骨の激痛で、寝ていることが兎に角たまらなく苦痛で、術後2日目に執刀医の先生に懇願し許可を得て、尿道カテーテルを外し、トイレまでリハビリの先生が付くことなく自力歩行を開始!その日のうちに4階の病室から地下1階のコンビニまで非常階段で休み休み往復。これには先生が大変驚かれていました笑。

術後の熱が2週間続いたこと以外は、順調に回復し、22日間の入院を経て無事に退院に至りました。
居心地がとても良く、もう少し入院していたかったなぁ...笑

術後9か月が経ちましたが、術後当時の鉄腕アトム状態の頭皮感覚は、残念ながら今も変わりません。
執刀医の女性先生が仰られたとおり、感覚に関しては「これから一生の相棒」確定です。
頭蓋底部分の皮膚が常に引っ張られていることや、その部分の頭蓋骨が無いことで負荷があり気持ち悪くなること、術中の頭部固定器具を刺した箇所の痛みや頭部神経痛という、不自由さも残りました。


でも、手術に至れば私はただ、手術台の上で寝ていいただけ。
手術をしてくださった先生方と看護士さんが7時間もの間、腫瘍と対峙してくださったお陰で今があります。

そして、手術もさることながら、腫瘍発見に際しての不思議な経緯など、とても貴重な体験や経験を振り返ると、支えてくださった全ての人、病気に、今も心がじんわり温かくなります。

私の頭蓋骨

何の変哲もなく見えますが





よく見ると、こんな風に様変わり
頭蓋骨を外して繋いだ部分もあれば、削り取った部分もあり。

頭蓋底には神経や血管が集中していて、脳幹にも近く、ちょっとの損傷で命の危険や、体の麻痺に繋がるので、電動ドリルが使える部分と、ちょっとずつ確認しながら骨を削り取る部分があったとのこと。


削ったので、骨は無く、その部分だけ脳が露わに。


でも、筋肉が脳を覆うので、骨が無くても大丈夫


もしもの話。
1年後に手術を延ばしたら、腫瘍も平行して大きくなり、また、石灰化になれば、それだけ手術や後遺症のリスクが大きくなるため、後頭蓋窩髄膜種で3㎝程度であっても、発見次第直ぐに手術が必要なんだそうです。

早期発見は大切です。
健康診断は脳も診てもらいましょうね(≧∪≦)/





皮膚を捲りあげ、頭蓋骨が露わに





腫瘍箇所の頭蓋骨を外しました

真ん中の白い部分が腫瘍

私にはどれが腫瘍で、どれが脳で、どれが神経で血管で....
何が何だかさっぱり分かりません💦





耳の上部から首にかけて15㎝くらいの切開でした